地域医療部門

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薬剤師として地域医療にどうかかわるかを探る。

ご挨拶

 薬局と地域中核病院との医療連携は、地域住民の安全と健康を守ると同時に、重複した投薬などの無駄なコストを削減することにつながります。2016年4月より、「かかりつけ薬剤師制度」が発足し、薬剤師と患者個人とのかかわりは深まり、より良い薬物治療の提供が可能になりました。また近年、医療の現場では長期間の入院が難しくなり、在宅医療への転換がすすめられています。地域によって在宅医療の取り組みは様々ですが、在宅医療における薬剤師の役割は大きく、例えば、薬局に無菌調剤室を設置すれば抗がん剤や中心静脈栄養などの注射薬の提供が可能となり、薬局にいながら高度な医療への参入にもつながります。一方で健康なうちに行なう疾病予防も注目されています。「健康サポート」という考えに沿った、地域住民の健康維持活動の担い手として薬剤師が注目されているのです。以上のように地域医療部門は、薬剤師として地域医療にどうかかわるかを探ることを目的にしています。

研究概要

地域医療に貢献する共通した未病診断学の確立

 未病は、2000年以上前に中国において源流を発し、健康と病気の間の概念として捉えてきました。つまり病気になる前に治療して健康を取り戻すことです。西洋医学でいう予防医学に似ていますが、未病の根本は東洋医学からきているので概念は異なります。西洋医学はすぐれた医療でありますが、現代の複雑な疾患に対して対応できない分野も出てきました。その部分を未病医学が対応できるところであり、奥深い思想?哲学に基づいた診断学を学んでいくのが目的です。しかし未病診断には施術する側の知識や経験でかなり異なります。それを共通した診断をするためのメルクマールを見つけていかなければなりません。そのためには様々な医療従事者の協力が必要であります。未病を進めることで国民医療費の削減にも寄与ができます。

教員紹介

菊池 千草 教授 / 学位:博士(医学)

  • 研究分野:地域医療、糖尿病
  • 担当科目:薬学への招待(1年前期)
    ヒューマニズムA3(1年後期)
    社会と薬局 (3年前期)
    臨床実習事前学習I (4年前期)
    臨床実習事前学習II (4年後期)
    在宅医療 (6年前期)
    臨床薬学特論?演習 (6年前期)
    専門薬剤師(6年前期)
    最終総合演習(6年後期)

地域住民のために薬剤師は何ができるでしょうか?
医療と健康促進に対し、薬剤師が行う業務を開発し、エビデンスを作っていきたいと思います。

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柾 江里香 助教 / 学位:学士(薬学)

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  • 担当科目: 

 

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