09.28(WED)2016

教育?研究

本学教員が日本病院薬剤師会江口記念がん優秀活動賞を受賞

渡部一宏准教授(臨床薬学教育研究センター 実践薬学部門)が、平成28年度日本病院薬剤師会江口記念がん優秀活動賞を受賞しました。この賞は一般社団法人日本病院薬剤師会が、がん領域における薬剤師としての教育?研究活動に関して最も貢献度が高い活動(各年度1件)に対して表彰を行うものです。

渡部准教授による、乳癌患者の終末期に多いがん性皮膚潰瘍の悪臭改善を目的とした治療製剤メトロニダゾール外用製剤の臨床研究のエビデンス構築、市販化に向けた社会活動と医薬品「ロゼックス®ゲル0.75%」の薬事承認までのアプローチ、及び市販後の適正使用の情報提供活動が評価され今回の受賞となりました。

 

活動題目

がん性皮膚潰瘍臭改善薬メトロニダゾール外用製剤の市販化に至るまでのエビデンス構築と臨床における適正使用に向けた情報提供活動

賞状
賞状
 


日本病院薬剤師会木平健治会長から賞状を授与される渡部准教授
 


左から元木理事長、山本美智子臨床薬学教育研究センター長、受賞報告を行う渡部准教授、西島学長
 

本活動の主な業績

主な学術論文
Watanabe K, et.al, Safe and Effective Deodorization of Malodorous Fungating Tumors Using Topical Metronidazole 0.75% Gel (GK567): A Multicenter, Open-Label, Phase III Study (RDT.07.SRE.27013), Supportive Care in Cancer, 24, 2583-2590 (2016).
特許(登録)
皮膚潰瘍処置用外用剤のゲル状基剤、発明者:渡部一宏、島本敏夫、浦松俊治、岸広三、新池仁志、特許第5954928号
著書
中村清吾(監修)渡部一宏(編集)、 がん性皮膚潰瘍とそのケア対策 がん性皮膚潰瘍臭対策を中心に、医薬ジャーナル社、東京(2016)

一覧へ