調剤併設型ドラッグストア|小宮山 亜弓 さん
長野県の第一号店オープニングスタッフとしてスギ薬局に入社し、主に調剤業務とOTC売場での接客、お薬相談を承っています。大手調剤薬局と個人薬局を経て結婚を機に転職しましたが、スギ薬局のような調剤併設型ドラッグストアでは、調剤の処方薬では解決できない患者さんのお悩みを伺う機会も多く、幅広く薬学的なアプローチができる良い環境だと感じています。
薬局薬剤師の仕事を志したきっかけは、大学5年次に行った実務実習でした。
身体の弱かった祖母や友人の影響もあり、幼い頃から身近な人を助けたいという思いが強かったのですが、薬局勤務は患者さんと直接話す機会が多く、何より距離感が近いと感じました。実際、私どもの店舗にも、「病院へ行くほどではないけれど……」とふらりと立ち寄り、お困りごとを相談される顔馴染みの患者さんが多くいらっしゃいます。先日も、なかなかお薬を飲まないお子さんの薬袋に恐竜のイラストを印字してあげたところ、自ら薬を飲んでくれるようになったとお母様が喜んでくださいました。また、薬の飲み忘れが多い高齢の方の自宅に一包化や在宅カレンダーの提案したところ、ほぼ飲み忘れがなくなったと患者さんからもクリニックのドクターからも感謝されました。薬局薬剤師という仕事は華やかな職業ではないかもしれませんが、一対一で患者さんと接し、時に感謝の言葉を掛けていただけることは純粋に嬉しいですね。
在宅医療や在宅介護の患者さんのお薬を処方する在宅業務も、薬局薬剤師の重要な仕事の一つです。当店舗では在宅業務の展開はこれからですが、積極的に立ち上げに参加し、より多くの人に医療が行き届くよう、地域の方々の力になりたいと思っています。
スギ薬局 豊科店