今年度の卒業式は、保護者の皆さんにも参列していただき、吹奏楽部による生演奏?学歌斉唱も復活し、ようやくいつもの門出の式が戻ってきたことをとても嬉しく思いました。

　私は記念講堂最後列奥の「オーケストラピット」傍で式を見守っていたこともあり、吹奏楽部の皆さんの「気合い」をひしひしと感じ、実際、緊張感ある素晴らしい演奏で、特に感動いたしました。えっ！そっちですか？　という声が聞こえてきそうですが、ま、本当なのだから仕方がありません。卒業生の皆さんの晴れがましい姿も、もちろん、感動でした！

　「薬を通して人類に貢献」という本学の理念を、私は心底素晴らしい理念だと思っています。「人類に貢献」と聞くと、かなり大それたことをやらないと、と思われるかもしれません。もちろん「大それたこと」を目指すのも大いに結構ですが、目の前の一人の患者さんのために少しでも役立つことが出来たら、それは大いに人類に貢献したことになります。対象が患者さんじゃなくても良いのです。夜寝る前に1日を振り返り、「あぁ、あれは良いことをしたなぁ。」と思えたら、それは素晴らしいことです。卒業生の皆さんが社会に出て、こういうふうに振り返られる日が沢山あることをお祈りしています。

　第108回薬剤師国家試験も終わり、3月に入りましたね。2023年もすでに1/6が過ぎ去った事になります。。。

　さて、一つ、ご報告です。

　先日、2023年2月17日の金曜日、御子柴克彦先生が本学にいらっしゃいました。御子柴先生は、私が15年余もお世話になった先生で、現在、上海科技大学 免疫化学研究所で教授をされています。今回、共同研究の件で訪れていただいたのですが、御子柴先生のエネルギーの凄さを是非とも学生さんに感じてもらいたく、short talkもしていただきました。

　あろうことか（？）、私が一番心動かされ、感極まってしまいました。久しぶりの先生の熱弁を目の当たりにして、心底凄いなぁと思いましたし、神々しい！　そんな感じでした。

　素敵な時間でしたので、その時の写真をアップしておきます。